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歴史を紡ぐクロカン

草ヶ谷 美香 2026年4月7日 料理・甘味 #三軒茶屋 #季節 #神戸

みなさん、こんにちは。MAMEHICO東京スタッフの草ヶ谷美香です。

私がスタッフになった頃は、豆を使ったメニューがたくさんありました。
豆を散りばめて焼いたガレット、その名もマメレット。
3〜4種の豆を刻んだ野菜と和えた、豆豆サラダ。
大豆がどっさり入った豆カレー。
日によって違う種類の豆を甘く煮て作る、豆寒天や豆花…。

そんなメニューを日々お店で出し続けるために、キッチンには豆を煮る鍋がいくつも並び、朝昼晩と火にかけて、柔らかくなるまでゆっくり時間をかけて豆を煮る。
それが、マメヒコらしいキッチンの光景でした。

時の流れとともに、いろんな事情で、豆を使ったメニューは一つ、また一つと姿を消していき、あの頃から変わらず残っているのは、黒豆を使った豆寒天(通称、クロカン)だけになりました。
私たちの間でも暗黙の了解のように、このクロカンだけはずっと作り続けていきたい、という思いがあります。

随分前のことになります。
クロカンをこれだけたくさん作っているのだから、少量ずつ何日も鍋で煮続けるのは何かと大変だと、一気に大量に作れる業務用の煮豆機の導入を考えたことがありました。

機械屋さんのテスト工房に、いつも使っている豆と砂糖を持ち込み、連日通って試作してみたのですが…。
機械で煮た黒豆は、普段お店で作っているものとは、見た目も味わいもまったく別物、という仕上がり。
クロカンを作ることは、機械にはできない──そのことを痛感させられたのでした。

そんなこともあって、MAMEHICOではずっと変わらず、スタッフが日々コトコトと鍋で豆を煮ることを続けています。

今は、豆を使っていないメニューのほうが多く、豆のシルエットが入ったロゴマークも、今や三軒茶屋店にいくつか残る程度で、店名の由来を知る人も、かなり少なくなってきたかもしれません。

日本古来の豆と珈琲の店。
だから、マメとヒーコーで「マメヒコ」なのです。

その開店以来変わらぬ思いを背負って、クロカンは今も作り続けられています。
冬の間こそ少しお休みをいただきましたが、春になり、クロカンがまた帰ってきます。
変わり続けるMAMEHICOで、変わらぬ美味しさを貫くクロカンを、ぜひ味わいにいらしてください。

春メニュー始まります。
東京 4/7(火)〜
神戸 4/9(木)〜

 

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