MAMEHICOの「いちごジャム」は、
果実の香りと甘みをまっすぐに引き出した、手づくりの自家製ジャムです。
いちごの酸味と香り、そして果肉のやわらかさをしっかり残すために、
ひと鍋ずつ丁寧に煮詰めています。
市販のジャムにはない奥行きのある味わいで、
パンやスコーンによく合い、口の中でふわっと香りが広がります。
MAMEHICOのジャムは、今では珍しくなったトラディショナルスタイル。
素材の味を生かしながら、
しっかりと甘く、香り高く仕上げています。
一年を通して人気があり、通年仕込んでいるのがこの「いちごジャム」です。
材料は、いちごと上白糖だけ。
添加物もペクチンも使わず、
いちごの水分と糖分、そして火加減だけで、
なめらかで美しいジャムに仕上げています。
上白糖を使うのは、
色の鮮やかさ、味の濃さ、香りの立ち方、甘さのバランスが最も整うから。
いろいろ試した末に、このシンプルな組み合わせにたどり着きました。
作り方は、冷凍したいちごと上白糖を大鍋に入れ、
強火で一気に炊き上げます。
灰汁を丁寧に取りながら焦げつかないように混ぜ続けると、
鍋の中が真っ赤に輝き、まるでマグマのよう。
この強火での炊き上げこそが、
美味しさを引き出す最大のポイントです。
ほどよいとろみがついたら糖度を測り、
「50」になったところで完成。
熱いうちに瓶に詰めて密封し、
冷めるにつれてとろみが増し、パンにも塗りやすい仕上がりになります。
最近は“糖度控えめ”が主流ですが、
MAMEHICOのジャムはあえてしっかり甘いトラディショナルスタイル。
パンと一緒に食べたときの満足感、
香りと甘さの立ち上がりが計算された、王道のいちごジャムです。
いちご以外にも、アプリコット、ラズベリー、りんごなど、
季節ごとの果実で仕込みます。
農家から届いた果物や海外の冷凍フルーツをうまく使い分け、
無駄なく美味しいジャムを作っています。
プラムやあんず、ブルーベリーなど、
旬の果物を使ったジャムも少量ながら「お福分け」として販売予定です。
甘くてあたたかい香りに包まれたキッチンから、
今日もMAMEHICOのジャムが生まれます。
誰かの暮らしの中で、
そっとしあわせを増やす一瓶です。