三軒茶屋 神戸 桐生やってます。モーニング推しです。
銀座はメンテナンス中です。2月には再開します。

たぬきケーキ2026┃やってる店舗 三軒茶屋・神戸御影

この時期はたぬきと共に

バレンタインだからといって、必ずしもハートにこだわる必要はない。お皿の上にたぬきが1匹、ぽつんといる、そんなバレンタインはどうだろうか。がっつり金儲け主義一色のバレンタインに、「抜け感」を当てるところがMAMEHICOらしい。たぬき。目が合うと食べるのを躊躇してしまいます。ストレス社会で戦う大人の女性にこそ、たぬき一匹。店で目を合わせるたびに少しだけ肩の力が抜ける、精神安定剤のような役割も果たしてくれます。

絶滅危惧種

たぬきケーキは、今や絶滅危惧種です。昭和40年代、生クリームがまだ高価だった時代に流行したバタークリームのケーキです。MAMEHICOでこれを復刻することになったのは、井川さんの「バレンタインこそ、世間が求めているのはポンポコ感だろう」という一声がきっかけ。2023年から始まったたぬきは、インターネットで作り方を検索しながら全て手探りで作りました。昭和の洋菓子店からタイムスリップしてきたようなルックスですが、素材はMAMEHICO仕様。北海道産バターにクーベルチュールチョコ、中にはラズベリージャム。見た目はレトロ、中身は今っぽいのです。

35℃〜40℃の皮膚移植

まずは北海道産バターをホイップし、たぬきの土台となる「頭蓋骨」を絞り出す。これを冷蔵庫で冷やし固め、その上から「皮膚」となるチョコレートをかけるのですが、この温度管理がナカナカ難しい。チョコが35℃〜40℃を超えると、バターの頭蓋骨が溶け出してしまい、悲惨な姿になります。なんとか皮膚移植に成功したら、固まる前に指で摘んで整形手術。最後にアーモンドの耳を刺し、目を入れると、ようやく命が宿ります。ランチタイム、ドライカレーのオーダーと並行して行われるこの繊細な作業。厨房は戦場ですが、生まれてくるたぬきは平和そのものです。

揃えたいけど違ってしまう

全て手作業で「整形」しているため、一匹として同じ顔はいません。スマートな子、ちょっと顔が大きい子、タレ目の子。「みんな違ってみんないい」と開き直っているわけではないんです。揃えたいけど違ってしまうが個性なのです。みんな同じ理想の顔を目指して、必死に揃えようとはしています。でも、どうしても揃わない(笑)。その日の厨房の混雑具合(焦り)や、指先の震えがそのまま形に出てしまう。揃えようと努力した結果、どうしても滲み出てしまうズレ、それこそが本当の個性なのだと思います。「私の子、可愛くないかも…」と悩むスタッフもいますが、チャーミングであれば合格です。

たぬきをどう食べるか

良質のチョコを使っているので室温が高いとすぐに溶けます。食べる直前まで冷蔵庫でスタンバイです。ドリンクができるタイミングを見計らって、どのタイミングで冷蔵庫から出すかが、スタッフの大事な勘所。さて、どう食べるか?ですが。ナイフとフォークは必須です。ここで有益な情報をひとつ。これ食べ方によってはホラーになるんです。多くのお客様は、まず「頭」を外されます。見た目には少々残酷な儀式に見えますが、それが安定してカットしやすい。躊躇せず、頭と胴体を切り離すのがたぬき道の正解のようです。合わせる飲み物はMAMEHICOの深煎り珈琲がベスト。甘酸っぱいラズベリーとビターなチョコ、バターのコクを、珈琲がスッキリさせてくれます。

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    強さ: 非常に弱い