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その日だけの、朝のライブ

渡辺 みゆき 2026年4月8日 メンバーシップ #モーニング #神戸

みなさん、こんにちは。MAMEHICO神戸・御影店長の妻のみゆきです。

御影のお店では、毎朝9時から10分ほど、「モーニングライブ」という、街頭演説のような時間があります。
私がピアノに座り、その日おすすめしたいメニューやイベントについてお話ししたり、歌ったりもしています。

いきなり「おはようございます!朝9時になりました。」と始まるので、初めて来られた方は少し驚かれるかもしれません。
静かにモーニングを楽しんでいただいているところ、お騒がせしてしまうのですが、MAMEHICOのことを知ってもらい、すこしでも好きになってもらえたら嬉しいなと思って続けています。

先日、こんなことがありました。
その日もたくさんのお客さんにお越しいただいていましたが、みなさん初めてお会いする方ばかりでした。

遠くのソファ席には若い女性がお二人、その手前には小さなお子さん連れのご家族、横ではお仕事の打ち合わせをされているお二人。年齢も過ごし方もバラバラです。
「今日はなにをお話ししたらいいんやろう」と、すこし緊張していました。

そのとき、カウンターのお客さんと目が合いました。
群馬のMAMEHICO・紫香邸で、よくお手伝いしてくださっている方でした。
お会いするのは初めてでしたが、その方がぱあっと明るい笑顔を向けてくださって。
そのあたたかさに緊張がとけたのか、気づいたら、古伊万里の猪口の話をしていました。

「御影店では、珈琲を古伊万里の猪口でお出ししています。群馬の古民家とのご縁から紫香邸が生まれ、そこにあった古伊万里が御影のお店にやってきました。
ひとつひとつ手作りで、同じように見えても少しずつ違う。
少し線が揺れているものを見つけると、作った人の気持ちを想像して、思わずクスッとしてしまいます。

人のぬくもりを感じてもらい、ホッとひと息つける居場所になれたら。
そんな思いから、手間暇かけたデザートやお食事をご用意し、季節のお花を活けて、机や椅子も無垢材で作られたものを使い、いつも清潔で心地いい空間に整えています。」

そんな話をしていると、場の空気が少しずつやわらいでいくのを感じました。
気づけば、みなさんが体をこちらに向け、うなずきながら聞いてくださっていて、話し終わると拍手までいただきました。

あの時間は、たまたま生まれたものでした。
お客さんの笑顔があって、そこから言葉が生まれて、その場にいたみなさんが受け取ってくださって、気づいたらあたたかい空気ができていた。そんな時間でした。

MAMEHICOが大切にしている考え方のひとつに、「ブリコラージュする」というものがあります。
あり合わせのものや、その場にあるご縁を大切にしながら、なんとか形にしていくこと。
きっちりと計画されたものではなく、その場にいる人たちと一緒に、そのときにしか生まれないものをつくっていくこと。
あの日のモーニングライブは、まさにそんな時間だったように思います。

お店も同じように、スタッフだけでなく、お客さんや生産者さん、遠くの場所にいる人たちの存在が、思いがけない形でつながり、成長させてもらっているなと感じています。
これからもMAMEHICOがそんなふうに、誰かと誰かがゆるやかにつながり、何かが生まれる「たまり場」のような場所になれたら嬉しいです。

朝から少しお騒がせしているかもしれませんが、その日そのときにしかない、ちょっと面白可笑しい時間をお届けしています。
よければ、ぜひ一度のぞきに来てみてくださいね。

それでは今日も、朝9時にお会いしましょう。

美味しいコーヒーと生演奏で、
ちょっといい一日をはじめませんか?

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