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時間を重ねて文化を育む

みなさん、こんにちは。MAMEHICO神戸メンバーの市場里香です。

私は、幼稚園から大学までピアノを続け、教育大学では音楽を専攻していました。
クラシック音楽が好きな母と共に、ピアノやオーケストラのコンサートに足を運び、どちらかと言えば「洋」の文化に親しんで育ってきました。

一方で、幼い頃から祖母の影響で、着物や和のものへの憧れも、心のどこかにありました。
大学時代にはじめて着付けを習い、同じ頃、授業の中でお箏(琴)にも出会いました。
さらにご縁があって、三年ほど前から日本舞踊も学び始めています。

振り返ってみると、私はこれまで「和」と「洋」、その両方の文化に惹かれてきたのかもしれません。

お箏の音色はどこか懐かしく、心の奥にすっと入ってくるような、やさしい響きを持っています。
ピアノのような華やかさやダイナミックさとは少し異なり、繊細でありながら、凛とした芯の強さも感じさせる音色です。
日本舞踊にも、同じような魅力があります。
内に秘めた儚い美しさと、そこから滲み出る静かな力強さ。
そこには、日本人らしい奥ゆかしさや美意識が表れているように感じます。

稽古は礼に始まり、礼に終わります。
長く受け継がれてきた型や伝統を大切にしながらも、決して古いものに固執するのではなく、時代に合わせて柔軟に変化していく。
私の師匠方は、そんな考え方を大切にされていて、その姿勢に惹かれています。

そうした和の文化に触れていると、人と人との関係のあり方にも、どこか共通する感覚があるように思います。
強く主張しすぎるわけでもなく、かといって無関心でもない。
そっと見守りながら、必要なときには静かに背中を押してくれるような距離感です。

MAMEHICOという場所にも、私はその空気を感じています。
はじめてその存在を知ったのは、Instagramでした。
画面に映る店内の写真には、木のぬくもりを感じるテーブルや椅子、どこか懐かしい雰囲気の調度品が並び、「素敵なお店だな」と感じたのを覚えています。

実際に訪れてみると、そこには写真で感じた以上に、温かく包み込んでくれるような空気がありました。
スタッフの方々の自然なやさしさと、アットホームな雰囲気。
はじめて訪れたはずなのに、不思議と「ここにいていいんだ」と受け入れてもらえたような安心感がありました。

MAMEHICOは、いわゆる一般的なカフェとは少し違う場所かもしれません。
お客さん参加型のさまざまなイベントが行われ、YouTubeやラジオの収録があったり、「文化祭」と題して、お客さんもスタッフも一緒になって、それぞれの好きなことや得意なことを披露する場があります。

そんなイベントのときには、お客さんがお店のお手伝いをすることもあり、スタッフとお客さんという垣根を越えて、みんなでこの場所を育てているような感覚があります。
大人のサークルのような、あたたかな共同体です。

ここに集まる人たちは、みな温かく、どこかウェルカムな雰囲気を持っています。
でもそれは、決して押しつけがましいやさしさではありません。
それぞれが自分の役割を持ちながら、表に立つ人も、裏で支える人も、そこに優劣はない。
それぞれの得意を活かし、苦手な部分は自然と誰かが補い合う。
そんな関係の中で、お店とともに人がゆっくりと育っていく場所なのだと感じています。

洋の雰囲気を持つカフェでありながら、どこか和の感性にも通じる空気が流れている。
もしかすると、それが私にとってMAMEHICOが心地よい理由なのかもしれません。
文化というものは、特別な場所で生まれるものではなく、人と人が出会い、時間を重ねる中で、静かに育まれていくものなのだと思います。

前回のMAMEHICO文化祭では、お箏を弾く機会をいただきました。
また機会があれば、次は日本舞踊を踊ってみたい。
お箏とほかの楽器とのコラボレーションも面白そうだなと、楽しい想像がふくらんでいます。

面白可笑ひこ 各地で順次開催
2026年
5月 16日(土)MAMEHICO神戸
6月 20日(土)MAMEHICO銀座

 

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