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銀座で出会う、小さな非日常

はじめまして。MAMEHICO東京メンバーの広瀬真弓と申します。

ご縁があり、昨年の夏にMAMEHICO銀座でコンサートをさせていただきました。
実は今年の夏も予定しております。

そんな私は、日頃、歌の先生をしています。

ミュージカルの舞台を目指す方のお手伝いから、カルチャースクールの講師まで、幅広い年齢の皆さんに歌のレッスンをしています。
ジャンルも、オールディーズ、カラオケ、ミュージカルなどさまざまです。

「予約不要・鑑賞料無料」というMAMEHICO LIVEなので、2月にふらりと立ち寄ったのですが、なんと満席で観ることができず、とても残念な思いをしました。

そしてようやく、3月19日のお昼の回で観ることができました。

そんな大人気のこの作品。
次こそはと、日時を整え、気合を入れて前日に予約し、ランチも予約して、万全の状態でその日を迎えました。

すると、なんとこの日は観客が私ひとり。
まさに観客代表のような気持ちで観劇いたしました。

物語は、戦時中、慰問で戦場に赴き歌を届ける歌手のお話。

さまざまな思いが交錯する中で、人との出会いや別れが描かれています。

主人公のエトワール★ヨシノは、とても魅力的な女性です。

物語の受け取り方は人それぞれだと思うので感想は控えますが、私はこのキャラクターがとても気に入りました。
周囲の空気をしっかり読み、的確に対応し、出すぎず、引きすぎず、最終的には前向きに物事を進めていく。
そして、良いことも悪いこともすべて人生の経験として受け止めて生きている。
その姿に憧れを感じました。

あとから、エトワール★ヨシノを演じているのが、MAMEHICO代表の井川さんだと知り(すみません、はじめてお目にかかったもので)、ああ、この方の魅力がこの役を生み、このMAMEHICOというお店の空気をつくっているのだなと感じました。

ところで、お若い方には分からないかもしれませんが、エトワール★ヨシノの歌声は、大スター沢田研二さんの声にとても似ていて、印象的でした。

日本で歌われるシャンソンは、同じ曲でも歌手によってさまざまな訳詞がありますが、今回は物語の流れに沿って歌詞がつけられていて、シャンソンという音楽の時代感がうまく活かされたお芝居になっていると感じました。

銀座の雑踏からひょいと入ったお店で、日常とはまったく違う時代や世界へ連れていってくれる。
それはとても不思議で、どこか贅沢で、少し得をしたような気持ちになります。
ぜひ、みなさんにもおすすめしたいです。
美味しい食事やコーヒーを楽しみながら、観劇しつつ食べたり飲んだりと、とてもリラックスできますよ。

最後に。
舞台をひとつつくることがどれほど大変なことか、その世界の片隅にいる身として、あらためて尊敬の気持ちと、たくさんの勇気をいただいた時間でした。

また何かのイベントを観に行きたいと思います。楽しい時間をありがとうございました。

「脱走兵と群衆」
出演 / エトワール★ヨシノ
作・演出 / 井川啓央
日時: 5/2日(土)、3(日)
場所: MAMEHICO銀座

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