こんにちは!MAMEHICO東京メンバーの永井宏佳(ひろし)です。
年明けからM=HicoでYouTube連続ドラマ『ノッテビアンカ』を紹介しています。
劇中では、高井セツオ役を演じています。
ノッテビアンカの撮影って、ぼくにとっては不思議な思い出なんです。
うーん、なんだろう。フィクションであって、フィクションじゃないような。
撮影してた2021年から2022年って、コロナ真っ盛り、街から人が消えてた時期。
劇中のカフェのシーンは、渋谷公園通りにあったカフエマメヒコで撮影しています。
ドラマの中では賑わってますが、実際には全くお客さんがいませんでした。
あのスクランブル交差点でさえ、当時は閑散としてた。
そんな中、ぼくらは日夜集まっては、撮影してました。
集まって、機材を並べて、撮って、みんなでご飯を食べて、じゃまた明日って。
ドラマの撮影という口実を通して、ぼくは人間関係を繋いでいたんです。
撮影以外でプライベートで人と会うことなんてなかったですから。
「人と直接顔を合わせて話をする」ことが、こんなに貴重なことだって、この時初めて実感しました。
さて、『ノッテビアンカ』も「人と顔を合わせて話をする」ドラマです。
集まるための場所があって、一緒にチキンのサンドイッチでも食べて、話をする。
話の内容なんて、なんだっていいんです。
ぼく自身、できるだけ人と会って話す時間を取るようにしています。
最近あの人と会ってないなって思ったら、ひとまず連絡を取ってみるようにしてる。
極論かもしれませんが、人とちゃんと会ってさえいたら生きていける気がするんです。
たとえ、マイコのようにお財布に小銭しか入ってなくても。
お財布に小銭しか入ってないことより、その事実を誰も知らないことの方が深刻です。
セツオはなぜ、死んだはずの父親と電話で話をしているんでしょうか。
答えはドラマに譲るとして、考えながら観てみてください。
『ノッテビアンカ』が、みなさんが日常について考えるひとつのきっかけになればいいな、なんて思いつつ。
それでは、またドラマの中で会いましょう。

連続ドラマ「ノッテビアンカ」
全8話(vol.1〜8 Act.1,2,3/24回)
vol.2 Chicken Act.2 こちらから
YouTube再生リストはこちらから