なんでもない時間に触れて
はじめまして。先月、MAMEHICOメンバーになったばかりの森井七生(もりい ななお)と申します。
先日、三軒茶屋店で開かれた、井川さんのお話会「始めて続ける」に参加しました。
井川さんにお会いするのも、その日が初めてでした。
お会いする前の印象は、ふたつあります。
ひとつは、私の大好きなクルミドコーヒーの創業に携わった方である、ということ。
もうひとつは、先月初めてお店に伺った日に読んだ、井川さんの著書『桜の木にバナナの実』の言葉の力に圧倒されたこと。その印象です。
ホームページを見ると、「始めて続ける」についての案内や説明がいろいろと書かれていました。 念のためひと通り読んでから伺いましたが(真面目)、当日はその場の空気に任せていれば、きっと楽しい時間になるのだろうな、という予感がありました。
実際に参加してみると、その予感は当たっていました。
むしろ、偶発性を楽しもうという雰囲気です。
ひと通り順番に自己紹介をしたあと、井川さんが「じゃあ、○○の話をしてみようか…」と、会は進んでいきます。
偶然集まったメンバー、自己紹介、偶然熱を帯びた話題、それぞれの気分、その日の気候や場の空気…。
井川さんは、ありとあらゆる要素を感じ取りながら話題を選び、会を運んでいるように見えました。その、なんというかバランス感覚に、とにかく感動した、というのがいちばん印象に残っています。
私が参加した夜の回は1時間40分ほどで終わりましたが、その日の昼の回は、なんと5時間以上も続いていたそうで…!
お店のイベントである以上、どうしても「商売」の性質、そして「時間」の制約から切り離すことはできません。
でも、それらをなるべく最小限に留める。
何のために、とか、どういうルールで、のようなかっちりした決め方もしない。
木のテーブルに、その日たまたま集まった人達で顔を合わせる。
好き好きに、でも、自発的な気遣いが自然に生まれ、温かい空気が作られる。
平日の夜、お店の優しい灯りのもとでそんな時間を過ごす。
なんでもない時間のようで、この忙しない社会では中々感じる機会の少ない、忘れがちな体験だったなあと思いました。
素敵な場所をご用意いただき、ありがとうございました。

始めて続ける
各地で開催しています。
4/12(日)13:00〜 桐生・紫香邸
4/21(火)10:30〜 三軒茶屋
4/22(水)19:00〜 銀座