8月 22 2023 ブログ 紫香邸クラウドファンディング開始 この秋に、群馬・桐生にできるMAMEHICOの新店である「MAMEHICO・紫香邸」は、築90年の日本家屋。 調査をすすめていくと、修繕箇所が、想定以上に次々と見つかりました。そして、今後も維持していくために修繕が必要な箇所は、更に見つかるだろうと考えています。ですので、集めた資金は、紫香邸の修繕費用として使います。目標金額は100万円、9/30まで募っています。例)・シロアリ被害の修繕工事・破損した水道管の修繕・割れている窓ガラスの入れ替え・門扉の修繕・ゴミの処分費など現在、キッチン・トイレの改修を行っているところです。キッチンの壁の塗装など、自分たちの手で行えることは積極的に行い、徹底的に、修繕費の削減は行っていきます。資金のご支援でも、現地でのお手伝いでも、ご協力賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。□一口 10,000円※任意の金額もご支援いただけますが、1万円以上お寄せ頂いた方には、ささやかながら、特製グラノーラを差し上げます。5口以上はクッキー缶(小)、10口以上はクッキー缶(大)を差し上げます。(10月末のお渡し予定)□支援方法について1、全店舗での店頭にて2、現金書留でお店に送る宛先 〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-20-4カフエマメヒコ三軒茶屋店 井川啓央 宛3、クレジットカードにて下のボタンから、お手続きください。 支援する MAMEHICOイベントスタッフの坂本です。クラファンを募る事務的な文章を打っていたとき、ふと、なんで紫香邸を維持しようしているんだろう???と、手が止まってしまいました。古い日本家屋は解体してしまうほうが、維持するよりも、はるかに容易です。高額に思える解体費用の方が、修繕費用よりも結果的に安く済むでしょうし、手間だってかかりません。実際、修繕した方が良いな、と感じる細かなものが、それはもう、次から次へと見つかります。クラファンのお願いもしなくても済みますし。苦笑理由のひとつは、紫香邸がとても作りの良い家屋だから。きっと戦前の腕の良い大工さんが作ったのでしょう。築90年ですが、家の中を歩いていても、傾きや大きな軋みはありません。夏には心地よい風が吹き抜け、冬は客間である2階の小部屋に1階の暖気があがり、季節を味わうかのように設計された家屋であることも、伝わってきます。かつては、家族用・客人用・お手伝いさん用、と、お手洗いが3箇所もあった広い日本家屋ですが、快適に暮らしやすいように、隅々まで行き届いているのです。解体するなんて、もったいない・・・!でも、維持したい理由は、その作りの良さだけではないよな、とも思うのです。もし、紫香邸の解体を選んだら、私たちは失うばかりだと感じます。それは、紫香邸だけではなくて、日本の文化もが消えることに賛同してしまったかのような、さびしい気持ちになるのです。そして、効率化ばかり叫ぶ現代社会へのやるせなさも、紫香邸を維持したい気持ちに拍車をかけています。今の時代に合わせて、みなさんのご協力を仰ぎながら、一人一人が出来ることを組み合わせていく。そういった形でなら、「古き良きもの」を維持していけるかも。それって、”昭和”の残酷さや暴力性を体験していない世代の「古き良きもの」への憧れもあるとは思うけれど、大変な手間を目前にしたら、憧れる気持ちは大事だと思うのです。笑日本家屋の存続の危機がある!古民家再生!元骨董屋店舗の良物件!とイデオロギーだけを唱えたいわけではありません。MAMEHICOは、私たちの考えに共感してくれるヒトを、全国から探し集めて、メンバーシップ制としています。都会に住むヒトも含めて、様々なヒトが複合的に紫香邸に関わって、楽しく集うことで、生まれる可能性もきっとあるでしょう。みんなで掃除をして、みんなでご飯を食べて、みんなでお茶をする。そういう関わりは、時代を問わず、人間にとって必要だと、MAMEHICOに関われば関わるほど痛感します。だから、ちょっと大袈裟かもしれませんが、紫香邸の維持は挑戦でもあり、ひとつの希望なのではないかなぁ、と考えています。資金のご支援ではなく、もちろん現地でのお手伝いも、大歓迎です!紫香邸の維持にあたり、皆さまのご協力賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 おてつ隊します! 関連投稿: 小さな奇跡 演劇を通して なぜ 群馬でMAMEHICOなのか。 「クッキー缶」のご注文受付中!! Post Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: Maejimaブログコメント: 0 氷について おひつを使うわけ
この記事へのコメントはありません。