3月 18 2023 ブログ 壁を塗るとは イベントスタッフの坂本です。 MAMEHICOは「みんなで場を創っていく」ことを掲げ、お店の内装もスタッフやお客さんで作った部分があります。銀座にも神戸にもある、ペンキでラフな模様をつけた壁がそのひとつです。 こう説明されて「あぁ、あの壁ね!」と思い出せる方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。 正式にはなんと呼ぶか分かりませんが、両店には「デコラティブ塗装」と私たちが呼んでいる方法で、壁に模様をつけたのです。 デコラティブ塗装の手順は、極めてシンプルです。まず、壁を単色で綺麗に塗ります。次に、木の欠片の面に、違う色のペンキをつけて、色々な模様をつけます。これだけ。簡単そうに思えますでしょう・・・?でも、やる人が同じであれば、自由に模様をつけているつもりが、似た模様ばかりが量産されていきます。「自由とは、型とは、一体なんなのか」思わず哲学的に自分に問いたくなります。「人の動きにはクセがあるんだなぁ。」としみじみ感じました。 ちなみに、私がひとりでやったところは「こんなにダサい壁を見たことないわ。」ってくらいダサい仕上がりになって、どうしようかと思いました。笑じゃあどうやって、あんなに違う模様を連ねることが出来たのかというと、それだけ多くの人の手で、模様を描いたからです。井川さんの指導のもとに、Aさん→大きな模様、Bさん→小さめの模様、Cさん→変わったかたちの模様、Dさん→違う色のペンキで色を薄く重ねる、Eさん→模様をにじませていく…など。それぞれが同じ場所ばかりで作業せずに、場所を移動していくと、色々な模様が、良い感じに並びます。役割を分担しているつもりはないのに、気づけば集団のなかで自分の個性が役割を果たしている。これは、みんなでやることの醍醐味だな~!と感じました。 みんなでデコラティブ塗装をした日から、半年くらい経ちました。半年前、そもそも神戸にチームは存在していなかったし、銀座も、自分ごとのようにMAMEHICOに積極的に参加してくれる人が増えている実感があります。あと半年したら、デコラティブ塗装より、もっと面白いことがみんなで出来るのかしら。 デコラティブ塗装の壁を見ると、私にとっては、過去の思い出ではあるけれど、未来の楽しみも描かれているな、と感じます 関連投稿: 小さな奇跡 御影の壁掛け時計 希望の街 神戸 「クッキー缶」のご注文受付中!! Post Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: hinosaoriブログコメント: 0 味噌を作ろう 演劇を通して
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