こんにちは!
MAMEHICOのトモです。
昨日、蓬摘みへ行ってきました!
顔見知りのお客さんと何名で、今回は野川を歩きました。
遠足の途中。京都出身のお客さんが、こんな話をしてくれました。
「わたしの祖母はね、
蓬の季節になると、毎年山へ行ってね。
ゴミ袋くらいのサイズの袋いっぱいに、3袋。
ものすごい量、摘んできたのね。
着色料もない時代だから、
蓬もね、梅をつけるときもね、
色が濃いことが、彼女なりの美学だったみたいなの。
だから蓬餅は、濃いみどり。
梅は紫蘇の葉をどっさり入れて、赤を超えて、紫色だった(笑)
それだけ手間暇惜しまずに仕込んだ、ということが上等な証だったみたい。
お団子も、梅干しも、売ってない時代に育った人だからね。季節になると、自分でやるのは当たり前で。面倒とか、そんな感覚なかったんだと思う。
祖母がやっていたこと、今のわたしの生活の中で、やりたくても、なかなか出来ないなぁって、思う。」
たしかに、
現代の東京で一人暮らしをする私には。
ひとりで、自分のためだけに、
蓬や味噌や、梅など、、、
季節の仕事をするのはなかなか難しい。
だけど、こうやって、みんながいれば
蓬を摘みに行くことができる。
(ひとりでは、途方もない…)
ほんの少しのお裾分けだけど。
昔の暮らしの中では当たり前にやっていた、手仕事ならではの味と香り。そんなものを届けられたらいいな…!