こんにちは。
群馬県桐生市出身で、MAMEHICOイベントスタッフの坂本です。
秋も深まり、オープン、そして年末に向けて、
紫香邸の襖・障子の張り替えを行っています。
張り替えて、真っ白な障子や、くすみのない襖を見ると、
新年を迎えるために、張り替えを行っていた気持ちがわかります。
障子は1枚の紙を貼るだけなのでまだ手軽ですが、
襖は障子と違って、1枚だけ紙を貼っておしまい!
というわけにはいきません。
表面の襖紙の下に、薄い紙を何枚か貼り重ねた構造になっています。
私たちが紫香邸を譲り受けてから、初めての襖の張り替え。
古い襖紙を剥がしてみたら、急に文字があらわれて、びっくり!
下からは、昭和初期と思われる記録が出てきました。
桐生近郊の質屋?のものかしら???
紫香邸のオープン作業をすすめることは、
過去を紐解くことでもあります。
まっさらの新店オープンにはない楽しみですねぇ。
そして、新たな問題が。
床の大きな軋みなど全くなく譲り受けた紫香邸ですが、
重い厨房機器をいくつも運び入れたりしているからでしょうか、
みんなで賑やかに作業をしているからでしょうか。笑
キッチンと広間のあいだの廊下の一部に体重をかけると、
少し凹むことに気づきました。
オープンしたら、ますます人の往来が激しくなる箇所なので、
お世話になっている、地元の大工さんに急遽見てもらうことに。
廊下の床下ってどこから見てもらえば良いんだろう?と思っていたら、
広間の畳を剥がして、そこから廊下の下を見れば、すぐに確認できるよ。
と、ものの数分で潜って、チェック。
昔の家屋の構造は、本当にシンプルで、
あぁ〜なるほど!と感じることが多々あります。
大工さんによると、既に修繕済みであった箇所が、
傷んできてしまっているよう。
既に修繕されていた、古傷があったのね・・・!
人の手を細かく入れて、大切にされてきたんだろうなぁ、と感じます。
そんなこんなで、オープン後にも修繕を重ねると思いますが、
皆さんのご支援もありがたく頂戴しながら、
紫香邸として、大切にしたいと思います。