MAMEHICOのミカです。
アイスドリンクに浮かべる「氷」。
マメヒコでは氷屋さんが扱う「純氷」を使っています。
製氷機で作った氷よりも溶けにくくて、ドリンクの味が変わりにくいのです。
純氷とは、専用の機械でしか作れない、透明で硬く、溶けにくい氷のこと。
48時間以上、じっくり時間をかけて作られる純氷は、
短時間により低い温度で一気に冷やして作られる、
「冷凍庫や自動製氷機で作る氷」とは結晶の構造が違い、
また、内部に含む空気や不純物が少ないために、
硬くて溶けにくくなるんだそうです。
かき氷を作るのに使われているブロック状の透明な氷も純氷です。
三軒茶屋店は歩いてすぐのところに氷屋さんがあるので、
「氷を氷屋さんに取りに行く」というのが、
夏の間スタッフの毎日の日課です。
氷屋さんにある大きな冷凍庫の中を覗くと、
両腕で抱えきれないほどの大きさの純氷の柱が
所狭しと並べられていて圧巻です。
氷屋さんのおじさんはその冷凍庫の脇で
毎日何時間も氷の塊をアイスピックで砕いています。
大きな刃のついた機械で純氷の柱をカットしていることもあります。
夕方頃には、純氷が欠かせないバーなどお酒を出すお店へ
トラックに氷を積んで配達に出かけたりもしています。
きっと長年変わらないであろう、
そんな氷屋さんの仕事を横目でチラりと見ながら
ちょっとした世間話をして、氷を受け取って、お店に戻ります。
氷を取りに行ったスタッフが、その、ほんの短い間の出来事を
「今日はこんなことがあったよー」
「今日はおじさんがこんなこと言ってたよー」と
お店で留守を守っていたスタッフに話すことが度々あります。
何気ないことなんですが、時におじさんの口真似をしたりしながら(笑)、
みんな楽しそうに話しているのがなんだかいいなぁと私は思っています。
スーパーがなくて街の商店でお買い物するのが当たり前だった頃は、
どこかで買い物をするたびにこんな感じだったのかなぁと、
そういうことを知らない世代の私は勝手に想像しています。