MAMEHICOは20周年。

東京 三軒茶屋に2005年7月1日にオープンしたカフエ マメヒコ。
2025年はおかげさまで、20周年です。これからも私達を支えてください。

井川のはなし
井川 啓央

どっちがいいのか

みりんには「本みりん」と「みりん風調味料」があります。「本みりん」はもち米、米麹、焼酎を原料として発酵させた調味料で、アルコール度数が約14%くらいある。だから、酒類販売許可のあるお店でしか販売できません。 一方で「みりん風調味料」は、糖類、アルコール、酸味料、調味料などを混ぜ合わせて作られたもので

つづきを読む
井川のはなし
井川 啓央

仕掛けるカフェになりたい

2005年、東京の三軒茶屋でマメヒコを始めた頃、3年間はほとんどお客さんは来てくれませんでした。明けても暮れても、ただ待つばかり。このまま潰れてしまうんだろうと、ため息の日々でした。 それから渋谷にお店を出したんですけど、そのときはさらにお客さんは来ませんでした。店の一部の電気を落として、縮小して営

つづきを読む
やりながら考える
井川 啓央

観音菩薩のように

MAMEHICOの裏にいると、「どうしてこういうことをしたのか?」と先輩が後輩を問い詰める場面が多い。 問い詰める先輩は「なぜか?」と失敗の理由をたずね、問い詰められた後輩は、「いや、はい、すいません」と謝る。これってちっとも会話が成立してません。 だけど、だいたいMAMEHICOの裏ってそんな感じ

つづきを読む
井川のはなし
井川 啓央

麦畑を走って

麦畑が好きです。赤く実った穂は風に揺れると、幻想的なパステルカラーの波を作ります。5月終わりから6月初めにかけて、福岡の糸島でも、群馬、桐生周辺でも、一面に波打つ麦模様はとても美しい。 糸島の麦と群馬の麦。よーく見ると違います。糸島の麦の半分は大麦で、ビールメーカーとの契約栽培です。ほぼ全量がビール

つづきを読む
井川のはなし
井川 啓央

水のようなヒト

チェーン店のカレーライス屋さんがあって、それをフランチャイズ展開している会社の社長に、22歳のアルバイトの女性が就任したと、WEBニュースに載っていました。ボクはそのお店に行ったことがないのだけれど、その彼女のインタビュー記事を読んでいて、「おや、上善如水」と思ったんです。 なんでも。彼女は、高校生

つづきを読む
やりながら考える
井川 啓央

「ベアトリネエチャン」の上演

6月に銀座で上演する演劇『ベアトリネエチャン』の脚本を書き上げ、ただいま稽古真っ最中だ。大正時代の浅草が舞台で、地震が来るという信憑性の高い情報を聞いて劇団員が右往左往するという話。 今回の劇の日程は、ボクが作・演出を務めた、昨年末の舞台「ぽうく」の再演する予定だった。ところが主演の俳優が出られなく

つづきを読む
井川のはなし
井川 啓央

プロフェッショナル

MAMEHICOではご飯といえば玄米です。店内のドライカレーはもちろんのこと、ハレの日のイベントで作るちらし寿司でさえ、いまではすべて玄米です。玄米に食べ慣れてしまうと、白米だと「疲れた感じになる」とスタッフが言うのでなんでもかんでも玄米です。 まず良いお米を選びます。コシヒカリとササニシキはそれぞ

つづきを読む
井川のはなし
井川 啓央

MAMEHICOの短所かつ長所

都会で育ってきたし、都会でカフェもやってますけど、ボクは自然や田舎が好きな人間です。 MAMEHICOがハタケマメヒコとして、北海道で10年以上も土いじりや農園作業をやってきたのも、ボクやボクの周りにも自然好きが多かったからでしょう。改めてそんなことを言うのは、自然が嫌いなヒトって意外なほど多いなっ

つづきを読む

井川啓央

MAMEHICOの店主、カフェ経営者、脚本家、クリエイター。井川の文章はこちら。

コミュニティイベント

ふらりと集まっておしゃべりをしたり、ささやかに楽しいことを分かち合ったりする時間を。

食の会

MAMEHICOで使用している食材をテーマに、その背景や魅力を深掘りし、実際に味わっていただくイベントです。

銀座日曜会

奥野晴信氏が主催する、大人のためのご機嫌なコミュニティ。

おすすめのイベント

cinemusica

映画と音楽と演劇を組み合わせた、MAMEHICO発の新しい演目 cinemusica。2024年夏に銀座のMAMEHICOで初演し、好評につき二度の再演を果たしました。そして次回は夏に、東京と神戸にて、さらに進化した cinemusica をお届けします。

MAMEHICO 特製お弁当

MAMEHICO全店にて販売開始。ご予約はお電話かshopにて。

人気のカテゴリー

その他のカテゴリー

cherry blossom under blue sky

MAMEHICOメンバーに
なりませんか?

カフェは、どなたでも自由にご利用いただけます。ふらっと立ち寄って、お茶を飲んだり、本を読んだり。思い思いの時間を過ごしていただけることが、私たちにとっていちばんのよろこびです。

MAMEHICOには、無料でご登録いただける「メンバー」と、この場所をそっと支えてくださる有料の「おうえんメンバー」という仕組みがあります。

もし、「この空間が好き」「この場が続いてほしい」と感じていただけたなら、ぜひおうえんメンバーになってください。

いただいた「おうえん費」は、古い家具を手入れしたり、季節ごとの花を飾ったり、安心できる食材を選んだり。ここで過ごす時間が、ほんの少しでもやさしくなるように、大切に使わせていただきます。

大げさなことはできないけれど、そうして守られている場があるということ。そのことに、そっと気づいてくださる方と、ゆるやかにつながっていけたら嬉しいです。