5月 04 2023 ブログ 希望の街 神戸 先週末は、神戸が大賑わいでした。神戸のみゆきさんよりお便りが届きましたので、紹介します。==============第二回「面白可笑ひこ」が終わりました。どんなイベントなのかよく聞かれるんですが、きちんと答えられないままでした。私たちお店のスタッフやお客さんが、詩を読んだり、劇をしたり、歌ったりします。抽選会をしたり、トークイベントもします。お客さんがキッチンやホールの仕事を手伝ってくれたり、抽選会の景品のお菓子や劇の衣装を作ってくれたり、なんと機材を群馬から運びに来てくれたりもします!子供も大人も店員もお客さんも、このお店を好きなみんなが参加して作り上げるお楽しみ会のようなもの‥なのですが、それだけでもないんです。私はこの会で1曲歌わせてもらうんですが‥恥ずかしいけど毎回号泣しています。「TOMORROW〜」という歌詞が「う・お・おー!!」に聞こえるほどの泣きっぷりです‥。なんならリハーサルの時から号泣しています‥。だってこの曲を歌ってる自分を見られたくないんです‥!子供の頃から田舎でも学校でもなじめなくて、家の中が一番なじめず安心できなかった。でも歌っている時は自由になれる気がして、歌で食べていくんだと音楽の世界に飛び込みました。自由やと思ってたこの世界も、カッコよさや技術など判断基準があって、なんとかその基準を満たせる数少ない曲だけを選んで歌うようになり、どう思われるか、どう見られるかばかり気にするようになって、いつのまにか歌うことが楽しくなくなっていました。そしてなんと、この会で歌わせてもらっている曲が、一番その基準を満たしてないと思って避け続けていた曲やったんです。「えー!下手くそな歌を聞かれたくない!出来ないやつやと思われたくないー!」と、私の心は叫びまくり。今回は「泣かずに歌おう」という目標を持っていました。笑顔で歌いたい。でもトークイベントのゲストに来てくださった、御影で長年幼稚園の園長先生をされていた阿部先生が、「愛し続けること」という詩を読んでくれました。私は子供がいないので、子供の目線で聞いていたのですが、最初の1行で心にぐさっと刺さって涙腺崩壊。「泣かずに歌おう」という目標は今回も無理やなと、先生のお話を聞きながら潔く諦めました。笑この詩を聞いて、下手くそでも好きなら楽しんで歌っていいんだよ、そのままのあなたでいいんだよと、抱きしめてもらった気がしました。面白可笑ひこの出演者たちは、誰一人プロではありません。ただただ自分の好きなことを、勇気を出して、心の扉を開けて全力で舞台に立っています。来てくださったみなさんも、泣いたり笑ったり、美味しいお菓子やお食事で嬉しくなったり、自分の心の扉をちょっと見つめたり、その扉を開く勇気を持てたりする‥かもしれません。次回はMAMEHICO銀座で5月20日開催!みなさんのご来場を楽しみにお待ちしています。 イベント予約はこちら 「愛し続けていること」詩/小野省子いつかあなたも母親にいえないことを考えたり、したりするでしょうその時は思い出してくださいあなたの母親も子供にはいえないことをずいぶんしました作ったばかりの離乳食をひっくり返されて何も分からないあなたの細い腕を思わず叩いたこともありましたあなたは驚いた目で私を見つめ小さな手を不安そうにもぞもぞさせていました夜中、泣き止まないあなたを布団の上にほったらかしてため息をつきながらながめていたこともありましたあなたは温もりを求めいつまでも涙を流していましたわたしは母親として自分を恥ずかしいと思いましただけど苦しみにつぶされることはなかったそれは小さなあなたが私を愛し続けてくれたからですだからもしいつか あなたが母親にいえないことを考えたり、したりしてつらい思いをすることがあったら思い出してくださいあなたに愛され続けて救われた私がいつまでもあなたを愛し続けていることを 関連投稿: 小さな奇跡 演劇を通して なぜ 群馬でMAMEHICOなのか。 「クッキー缶」のご注文受付中!! Post Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: Maejimaブログコメント: 0 なぜ 群馬でMAMEHICOなのか... サイダー
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