小さな発見を摘みながら

こんにちは!MAMEHICO神戸・御影スタッフ池田さくらです。

最近、店内の植物がとてもにぎやかです。
お客さんが道草を摘んで持ってきてくださったり、お庭の枝を届けてくださったり。
スタッフも各々花や緑を持ち寄ります。
みんなの手から植物が集まって、お店はいきいきとしています。

以前、私は朝の散歩を習慣にしていました。
午前8時から1時間ほど、お気に入りの道を歩くのが日課。
植物の名前を覚え、よく知った木に初めて花を見つけ、実が膨らみ落ちるまでを追いました。
そのひとつひとつが小さな発見の連続。
同じ時間、同じ道を歩くうち、植物の変化を感じ取れるようになりました。

たとえば、もうすぐ見頃を迎える紅葉。
最初の年は「わぁ、きれい!」で終わっていたのが、次の年には随分早いうちから色づき始めることに気づき、また次の年には、時期や場所によるグラデーションの幅を知りました。
目にする景色が徐々に鮮明になっていくのは、何とも豊かで面白い体験でした。

お店に集まる道草を見ていると、同じ季節でも摘む人によってこんなにも違うのかと驚かされます。
ススキ、コスモス、フウセンカズラ、オヒシバ、シルバープリペット──。
通る道や目線、そして「いいな」と手を伸ばす瞬間は人それぞれです。
私の見慣れた花が、誰かにとっては珍しく映ることもある。
一人ひとりの感性が飾られ、思いがけない多様さが生まれています。
MAMEHICOらしい美しさだな、ここはみんなでつくる場なんだな、とあらためて感じているところです。

そんな“道草”の魅力にふれる『みちくさ散歩』のお誘いです。
お花の先生・一谷美智子さんと一緒に、MAMEHICO周辺をぶらりと歩き、秋の草花を摘みませんか?
お店にもどって一輪挿しなどにいけて遊びつつ、お茶時間を味わいます。
みなさんがどんな植物と出会い、手にして帰られるのか、今からとても楽しみです。
ぜひお気軽に参加してみてくださいね。

 

みちくさ散歩—秋の草花を摘みに—
11/9(日) 15:00
MAMEHICO御影 集合