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[読みもの]「人間のお仕事」について

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「人間のお仕事」について

マメヒコの毎日は、
ケーキやお菓子を作ったり、珈琲を淹れたり。
いつでもお客さんが、たくさんいらっしゃいます。

そんなマメヒコで、中には、
「マメヒコでものづくりがしたい」
「マメヒコで珈琲を学びたい」と
マメヒコをとにかく志望して、
働きたいとおっしゃる方もいます。
ありがたいことです。

しかし、面接をしててフシギなのは、
「実はヒトが苦手でして」という方が、
マメヒコを志望することが多いんですね。

この仕事は、いわずもがな、
「人間のお仕事」なのです。

初めて会うお客さんがいらっしゃいます。
経験も年齢も、バックボーンも違うスタッフと、
狭いスペースでの共同作業が続きます。IMG_0487_2たくさんの方と面接をしていて、
「カフエのお仕事は、人間のお仕事」
そう思う方が意外と少ないので、こちらもその説明からします。

マメヒコでは、スタッフ教育のようなもの、
マニュアルというようなものが、
あるようでいてありません。
いきなり現場で、とにかくやるしかない。
そのなかで自分というものを出していくしかない。

だから採用のときに「人間のお仕事」なんですよ、
というお話しをして、
わかってもらえそうな方に働いてもらうのです。
ただ、これがやっていて難しい。一番の苦労です。

「マメヒコは大好きなので、なんでもやれます」
「もうあとがないので、死にものぐるいでやります!」
「ここに出会えたのは運命でした!」
というのは、かなり怪しいものです。

いくらがんばっても、
お客さんが来ない日は来ないですし、
みんなでワイワイとやっていくのですから、
死にものぐるいでやると、ひとり浮いちゃいます。

「なんかよくわからないけど、
働かせてください。ペコリ」
という女の子がいるとします。
よくわかってないので、お客さんから怒られます。
よくわかってないので、怒られると、
そういうものかと思います。
そして次は直そうとします。
それでもなかなかできない。

けれど、何年か経ち、
そのうちにできることが増えています。
そうしていつも、昨日よりは1センチでもよくなっている。
だから、周りも仕方ないかと苦笑している。

そういうヒトたちが、いまマメヒコで
長く残っているスタッフなのです。
そして、きっとどこの職場でも、
そういうヒトがなにかを支えていると思います。611お店にはたくさんのヒトがいます。
そんなに頑張らなくていいのよ、
というヒトもいます。
もっと頑張ってよぉ、
というヒトもいる。

こんなとこすぐ辞めようと思ってる、
というヒトもいる。
ここでずっと働きたいと思うのよ、
というヒトもいる。

あなたがいるからココに通っているのよ、
と言ってくださるお客さんもいます。
あなたがいるから二度と来ない、
と捨て台詞を吐くお客さんもいます。

そういうもみくちゃの人付き合いのなかで、
流し方をみつけていかないと、ただただ
キツくなってきちゃうんですね。

みなさんも新生活が始まりますね。
良い出逢いがあるといいですね。
マメヒコは今日も新しい出逢いを
お待ちしています。

まめひこさんとご近所さん 回覧板 2016.04.04号より

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