井川さんに訊く 過去の言葉より

「どんなことでもいいから、
できることをやることです。
できないことはやらなくていい。

むしろ、できないことをできると言ったり、
できることをできないと言う方が、
ある意味迷惑だと思います」

「仕事をすることで元気でいられるヒトは、
とことん仕事をすればいいでしょう。
仕事で元気がなくなってしまうヒトは、
仕事なんかしなければいい。
肉を食べて
元気になるヒトは食べればいいし、
元気にならないヒトは
食べないほうがいい。
寝ない方が元気というヒトは起きてればいい。
寝ないと元気じゃないヒトは寝ればいい。
一緒にいたら元気になれるヒトとは、
近くにいればいい。
今日の自分がどしたら元気になるか。
それだけは自分で考えなくてはいけません。
明日になったらまた、考える。
生きているとはその繰り返しです」

「要る要らないを決めていく。
その場で何を優先するのか、
何はあとまわしにするのかを決めていくんです。
要るより要らないを決めることがコツです。
要らないものは割合、誰でも決められますから。
要らないものを決めることは、
なにかを切るということですね。
決断する立場とは切るヒトのことです。
だれかに憎まれても仕方ありません」

「マメヒコは資格が無くても、
やる気と体力と清潔感さえあれば誰だって働ける。
長時間労働、低賃金の職種ですから、
好きじゃなければやれませんね。
やる気もないのに、
親のすすめでいやいや勤めてるヒトとか、
そういう人種は混じりようがないですから、
ただただ、やる気と体力と清潔感です」

「カフエで働いてるから駄目なんじゃなくて、
駄目なヤツがカフエで働いているだけです。
職業に貴賎があるんじゃなくて、
人間には貴賎があるんだと思います。
それは何の職業であれ、そうだと思います」

「社会に出るということは、
自分にできることをしてあげる代わりに、
自分ができないことはしてもらう。
そういうシステムを身近に作ることです。
もらいっぱなしや、
あげっぱなしはどうしたって続かない。
もらえるものはもらっておこうなんてしてると、
裏口からいろんなもの盗られてても、
気づかないなんてことありますよ」

「周囲のヒトにはできる限り親切にしたいと思っています。
袖触れあうのも他生の縁ですから。
ただ親切にする機会、スキがないヒトには、
親切にはできませんね。
スキというのは、物事がスムーズに進むうえで
とても大事ですね。
スキは無駄ではないですね」

「レ・ミゼラブルの舞台を見まして、
小説のほうをもう一度読みかえしてみました。
ジャン・ジョルジュは、
銀の食器を盗んだ罪を見逃してもらったかわりに、
改心し人々に親切にしていく。
親切の連鎖が大事だよというお話しです。
クライマックスは、
ジャンがパリの下町で革命を志す学生たちを支援して、
『民衆の歌』を歌いながらついに革命を実現するというシーンです。

戦う者の歌が聴こえるか?
鼓動があのドラムと響き合えば、
新たに熱い生命が始まる。
明日が来たとき、そうさ明日が!

革命家たちというのは、
王政からの鎮圧に対しては、
強く耐え抜いていくものです。
強い敵がいればいるほど同志を感じられるからです。
けれど、追い詰められ、次々と仲間が裏切り始めると、
人間は案外もろいというところも描かれています。
それでも、一人でも励ましてくれるヒトがいれば、
無名のヒトであっても革命を為しえる、
物語はそういう希望を提示しています。
大きな鎮圧もない。
だから動詞を感じにくい。
裏切りもないけれど、励ましもない。
『民衆の歌』は、ひとつのファンタジーとして、
とらえられているんだと思うんですね」

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mamehico井川さんの本音井川さんに訊く 過去の言葉より 「どんなことでもいいから、 できることをやることです。 できないことはやらなくていい。 むしろ、できないことをできると言ったり、 できることをできないと言う方が、 ある意味迷惑だと思います」 「仕事をすることで元気でいられるヒトは、 とことん仕事をすればいいでしょう。 仕事で元気がなくなってしまうヒトは、 仕事なんかしなければいい。 肉を食べて 元気になるヒトは食べればいいし、 元気にならないヒトは 食べないほうがいい。 寝ない方が元気というヒトは起きてればいい。 寝ないと元気じゃないヒトは寝ればいい。 一緒にいたら元気になれるヒトとは、 近くにいればいい。 今日の自分がどしたら元気になるか。 それだけは自分で考えなくてはいけません。 明日になったらまた、考える。 生きているとはその繰り返しです」 「要る要らないを決めていく。 その場で何を優先するのか、 何はあとまわしにするのかを決めていくんです。 要るより要らないを決めることがコツです。 要らないものは割合、誰でも決められますから。 要らないものを決めることは、 なにかを切るということですね。 決断する立場とは切るヒトのことです。 だれかに憎まれても仕方ありません」 「マメヒコは資格が無くても、 やる気と体力と清潔感さえあれば誰だって働ける。 長時間労働、低賃金の職種ですから、 好きじゃなければやれませんね。 やる気もないのに、 親のすすめでいやいや勤めてるヒトとか、 そういう人種は混じりようがないですから、 ただただ、やる気と体力と清潔感です」 「カフエで働いてるから駄目なんじゃなくて、 駄目なヤツがカフエで働いているだけです。 職業に貴賎があるんじゃなくて、 人間には貴賎があるんだと思います。 それは何の職業であれ、そうだと思います」 「社会に出るということは、 自分にできることをしてあげる代わりに、 自分ができないことはしてもらう。 そういうシステムを身近に作ることです。 もらいっぱなしや、 あげっぱなしはどうしたって続かない。 もらえるものはもらっておこうなんてしてると、 裏口からいろんなもの盗られてても、 気づかないなんてことありますよ」 「周囲のヒトにはできる限り親切にしたいと思っています。 袖触れあうのも他生の縁ですから。 ただ親切にする機会、スキがないヒトには、 親切にはできませんね。 スキというのは、物事がスムーズに進むうえで とても大事ですね。 スキは無駄ではないですね」 「レ・ミゼラブルの舞台を見まして、 小説のほうをもう一度読みかえしてみました。 ジャン・ジョルジュは、 銀の食器を盗んだ罪を見逃してもらったかわりに、 改心し人々に親切にしていく。 親切の連鎖が大事だよというお話しです。 クライマックスは、 ジャンがパリの下町で革命を志す学生たちを支援して、 『民衆の歌』を歌いながらついに革命を実現するというシーンです。 戦う者の歌が聴こえるか? 鼓動があのドラムと響き合えば、 新たに熱い生命が始まる。 明日が来たとき、そうさ明日が! 革命家たちというのは、 王政からの鎮圧に対しては、 強く耐え抜いていくものです。 強い敵がいればいるほど同志を感じられるからです。 けれど、追い詰められ、次々と仲間が裏切り始めると、 人間は案外もろいというところも描かれています。 それでも、一人でも励ましてくれるヒトがいれば、 無名のヒトであっても革命を為しえる、 物語はそういう希望を提示しています。 大きな鎮圧もない。 だから動詞を感じにくい。 裏切りもないけれど、励ましもない。 『民衆の歌』は、ひとつのファンタジーとして、 とらえられているんだと思うんですね」