2005/09/13

9月になるとマメヒコへ来て メニューをめくるのよ/井川

台風が来て、過ぎてくごとに、風が日めくりカレンダーをめくるように軽くなってきますね。

こにゃにゃちは。徳川豆彦です。

8月の暑さに比べれば、厨房とトイレの暑さも軽くなり、ようやっとカフェらしくなってきました。

ほんとね、暑くてね。酸欠でね、厨房のヤッちゃんなんかね、およそカフェらしくない汗のかきようでね。

チンジャオロースーとか、坦々麺のオーダーでも入ったのって思うくらい。汗かきフライパン振ってんの。

笑っちゃう。

なんか面白い話してー。

そーお。声援にこたえちゃうね。

そうね。

あっ、そうそうお客さんって面白いよね。

あのさ、みんなさ。マメヒコ来たらよーくメニュー読んでから頼んでね。

一応さ、メニュー日本語で書いてあるんだからさ。

うちのメニューに、緑豆のチェーっていうのがあるの。りょくとうのちぇーね。

チェーっていうのは韓国のぜんざいみたいなもので、うちでは緑豆であんこを作ってそこにタピオカ、ココナッツミルクを入れて、カキ氷として出してるんだけど、このチェーが・・・つまり、その、言えない。

男「じゃ、この、えーっと、みどりまめのちゅーを、あっきみも?そう、食べたい?うん、じゃー、そのね、みどりまめのね、チューを、うんチュー、それをふたっつ。うん、そう。チューチュー」。

へーきでチュー、チュー言ってるらしんだよね。

あと最近うちで人気のファラフェル。

これはね、中近東の料理で、昔、パリのユダヤ人街で食べてすごく美味しかったから、うちのフードメニューで始めたの。

スパイシーな豆のコロッケをピタパンにはさんで食べるこのファラフェルも、案の定。

ファラフェロ。フェラファラ。フラフラ。フォロフェロ。って、堂々と間違えるらしんだ。

そんなときマメガールズはどう対処するのかとたずねたところ、これがまた間違ったまま注文を確認するんだって聞いてびっくり。

「ご注文を繰り返します。浅煎り珈琲お二つ、ホエー豚の煮込みとお一つ、ファラフェロをおひとつですね」。

彼女たちいわく、堂々と間違っているお客さんの直後に、正解を堂々と言うのは失礼にあたると。

そりゃまーね、わかるけどね。一理あるけどさ。「フラフラ」って言ってるおじさまの後に、「ファラフェル」ですねって言うのはね。あんたファラフェルって読めないの。って馬鹿にしてるみたいだもんね。

「フラフラ」が食べたいんだから「フラフラ」でいい気がするもんね。伝わってるしね。

うちの会社名のセレンディピティも、セレブリティーとか、セレンゲッティとかスパゲッティとか間違えられるけど、もうめんどくさくて訂正してないもん。株式会社 スパゲッティーってね。ちょっとね。まーね。いいよね。おいしそーだもんね。

でも聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥って言うからさ。やっぱさ、お客様の方からですね、今一度、メニューをよーくご覧になって、それからご注文されると良いかもしれないですね。

9月になって涼しくなって、新メニューもたくさん増えて、珈琲豆の販売も始めたし、雑貨も販売始めたし、

看板もつけたし、マメヒコにみんな来てよね。待ってるね。来週もまた見てねー。

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