こにゃにゃちは。久方ぶりよちです。
いまこっそり厨房の陰で書いてます。
ほんとは、書き込みをするのはオープンまでにしようと思ってたけど、
なんか読んでくれてる人が少しだけどいるみたいなにょで、ちょこっとだけ書きます。
お店は無事7/1金曜日にオープンしました。
来て頂いた皆様、本当にありがとうございました。
大してお構いもできず、むしろどんな失礼があったのではないかと冷や汗が出る思いですが、
皆々様には心より感謝申し上げます。
マメヒコ プロジェクトを立ち上げて8ヶ月。
船員7名が決まったそのときから、ボクは造船場のオヤジよろしく、シップを港から無事送り出せば、
あとは乗組員とお客様とで好きな航路を描けよい。
などと呑気なことを思い、開店までの辛抱と7/1までを指折り数えていたのでした。
けれどあの頃のボクは青く、無知で。
飲食店を始めるということの苦労のその一端も知らなかった。
オープン前1週間。シップは最終調整に入っておりました。
乗組員全員の尻に火をつけ、急げよ急げ!そんなんで世間の荒波を渡れると思うのか!石炭燃やせ!スクリュー回せ!
造船場を離れエンジンルームで叱責していたオヤジは、いつの間にかシップが波止場を離れたことも知らず、
汗をぬぐいスパナを持ってデッキへ出ると、そこは真っ青な海原のど真ん中。
遠く陸地に置いてきた女房と乳飲み子が泣いているのがうっすらと見える。
考えていたような開店への感慨、スタッフが抱きあって開店を喜ぶなど、とは程遠く、それは今なおおんなじだけれど、
朝の6:30から夜の12時まで、ボクは今厨房でドリンクを作っています。
珈琲をドリップし、エスプレッソをたて、アイス豆乳カプチーノやら、ロイヤルミルクティーなどを作り続ける日々は、
今日で5日目になります。
初めて働く飲食店は自分のお店だという不思議。
けどね。ちょっとね。あーなるほど。カフェで働きませんかと募集すりゃ、ごっそり働きたぁーいって女の子が集まるそのわけが。
わずか5日間だけれど少し分かってきました。
それは昨日のことでした。
あるお年寄りのカップルが、珈琲を飲みに来たのね。
ひとしきりのんびりされて、うちのスタッフに、この器は信楽焼きか?とか、色々と話しかけてくだすったわけ。
ボクの思うカフェとは老若男女が気軽に使ってくれるお店でしたので、キッチンから見ていたボクはちょっと嬉しくなりサービスでアイスクリームをお出ししたのです。
そうしたら大変喜んでくれて、あーよかったなんて思ってたらその後事件は勃発。
おじいちゃんがおばぁちゃんに怒り出したの。「おい、お前!このアイスクリームはなんでこんなに冷たいんだ!」って。
おばぁちゃんは「そういうもんでしょ」って笑ってたんだけど、おじいちゃん、ますます怒り出して、
しまいには喉に手を当てて、冷たい冷たいって、杖を放りだして床にぺたっと座りこんでしまったの。
店長は救急車を呼ぼうかおろおろし、お客さまは肩を貸しましょうかと集まり、電話で呼ばれた家族は駆けつけ。
一時はちょっとしたドラマのようでした。
結局は大事に至らずおうちに帰られたのだけど、家族の方がお店にご心配かけてすみませんでしたって、
街で一番美味しいおせんべいを持ってきてくれたの。
まぁ、ただそれだけのことなんだけど。
たいした落ちも無く、安っぽいホームドラマのようで、だからなんなんだよぉって話しだけれど。
そういう些細なことに、ちょっとホンワリしました。
ホンワリした自分に驚きでした。
そういう小さなホンワリを感じられることがカフェで働く魅力なのかなって少し思ったりもしています。
とかなんとかきれいにまとめちゃって。疲れてんのよね。
秋口までお店で働く予定。
これ読んで、お店に来てくれてもきっとボクと話しはできないね。けど。
自分の淹れた飲み物を飲むみなさまの顔をガラス越しにいつも覗いてる。
そして美味しそうな顔をしてくれたら、それだけで小さなホンワリになる。
明日も朝6:30からアイス珈琲を作らなきゃ。
皆さんのご来店を心よりお待ち申し上げています。
そんじゃまたね。バイバイ。

mamehico井川のはなしカフエ マメヒコができるまでこにゃにゃちは。久方ぶりよちです。 いまこっそり厨房の陰で書いてます。 ほんとは、書き込みをするのはオープンまでにしようと思ってたけど、 なんか読んでくれてる人が少しだけどいるみたいなにょで、ちょこっとだけ書きます。 お店は無事7/1金曜日にオープンしました。 来て頂いた皆様、本当にありがとうございました。 大してお構いもできず、むしろどんな失礼があったのではないかと冷や汗が出る思いですが、 皆々様には心より感謝申し上げます。 マメヒコ プロジェクトを立ち上げて8ヶ月。 船員7名が決まったそのときから、ボクは造船場のオヤジよろしく、シップを港から無事送り出せば、 あとは乗組員とお客様とで好きな航路を描けよい。 などと呑気なことを思い、開店までの辛抱と7/1までを指折り数えていたのでした。 けれどあの頃のボクは青く、無知で。 飲食店を始めるということの苦労のその一端も知らなかった。 オープン前1週間。シップは最終調整に入っておりました。 乗組員全員の尻に火をつけ、急げよ急げ!そんなんで世間の荒波を渡れると思うのか!石炭燃やせ!スクリュー回せ! 造船場を離れエンジンルームで叱責していたオヤジは、いつの間にかシップが波止場を離れたことも知らず、 汗をぬぐいスパナを持ってデッキへ出ると、そこは真っ青な海原のど真ん中。 遠く陸地に置いてきた女房と乳飲み子が泣いているのがうっすらと見える。 考えていたような開店への感慨、スタッフが抱きあって開店を喜ぶなど、とは程遠く、それは今なおおんなじだけれど、 朝の6:30から夜の12時まで、ボクは今厨房でドリンクを作っています。 珈琲をドリップし、エスプレッソをたて、アイス豆乳カプチーノやら、ロイヤルミルクティーなどを作り続ける日々は、 今日で5日目になります。 初めて働く飲食店は自分のお店だという不思議。 けどね。ちょっとね。あーなるほど。カフェで働きませんかと募集すりゃ、ごっそり働きたぁーいって女の子が集まるそのわけが。 わずか5日間だけれど少し分かってきました。 それは昨日のことでした。 あるお年寄りのカップルが、珈琲を飲みに来たのね。 ひとしきりのんびりされて、うちのスタッフに、この器は信楽焼きか?とか、色々と話しかけてくだすったわけ。 ボクの思うカフェとは老若男女が気軽に使ってくれるお店でしたので、キッチンから見ていたボクはちょっと嬉しくなりサービスでアイスクリームをお出ししたのです。 そうしたら大変喜んでくれて、あーよかったなんて思ってたらその後事件は勃発。 おじいちゃんがおばぁちゃんに怒り出したの。「おい、お前!このアイスクリームはなんでこんなに冷たいんだ!」って。 おばぁちゃんは「そういうもんでしょ」って笑ってたんだけど、おじいちゃん、ますます怒り出して、 しまいには喉に手を当てて、冷たい冷たいって、杖を放りだして床にぺたっと座りこんでしまったの。 店長は救急車を呼ぼうかおろおろし、お客さまは肩を貸しましょうかと集まり、電話で呼ばれた家族は駆けつけ。 一時はちょっとしたドラマのようでした。 結局は大事に至らずおうちに帰られたのだけど、家族の方がお店にご心配かけてすみませんでしたって、 街で一番美味しいおせんべいを持ってきてくれたの。 まぁ、ただそれだけのことなんだけど。 たいした落ちも無く、安っぽいホームドラマのようで、だからなんなんだよぉって話しだけれど。 そういう些細なことに、ちょっとホンワリしました。 ホンワリした自分に驚きでした。 そういう小さなホンワリを感じられることがカフェで働く魅力なのかなって少し思ったりもしています。 とかなんとかきれいにまとめちゃって。疲れてんのよね。 秋口までお店で働く予定。 これ読んで、お店に来てくれてもきっとボクと話しはできないね。けど。 自分の淹れた飲み物を飲むみなさまの顔をガラス越しにいつも覗いてる。 そして美味しそうな顔をしてくれたら、それだけで小さなホンワリになる。 明日も朝6:30からアイス珈琲を作らなきゃ。 皆さんのご来店を心よりお待ち申し上げています。 そんじゃまたね。バイバイ。