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2011/07/11

ハタケMH’11 通信 038

バイクは仙台を出て、多賀城市、塩釜市を通り、松島、そして奥松島へ。

 
仙台の通町小学校時代、ほんとうに大好きだった先生がいて、
鼻でハーモニカを吹くのが上手だった。
吹いた後、口で吹き直す、そのとき、しょっぺぇ、といつも言う。
父ちゃん立派、母ちゃんカッパ、
父ちゃん社長、母ちゃん脱腸。
岩間先生といいました。
 
その先生の実家が奥松島で、民宿を営んでらして、
よく夏にはここの海に連れてきてもらってた。
大学に入り、映画を友達で作ることになったとき、
ここを舞台に映画を撮ったこともある。
駅は野蒜駅。
 
 
ここが心配でいまここにいる。
 
いま目の前の駅は駅であったことの面影さえ失っていて、
心配していた思いの地はもはや見る影もなく、
その場所がどこだったのかさえ、わからない。
 
ここにこういう民宿があって、
そこに岩間先生という人がいて。
 
そんな消息を聞こうにも聞く人がいない。
 
 
しょんぼりして、松島の町に戻る。
食事も喉を通らず、カフェに入る。
たまたま入ったその店は一階部分は被災したんだろうけど、
いつもと変わらぬ様子で営業していた。
 
二階のカフェに入るとカステラを焼いていた。
 
小学生の頃ケーキというのは滅多に当たらず、
なにかというとおやつはカステラだった。
卵の風味とザラメが下に沈んでいるカステラはおいしかった。
 
哀しいとか、切ないとか、そんな気持ちが起きなかったのは、
ボクが冷たいからなのか、ただここのカステラが美味しいかったからなのか。
 
松島の強いコントラストに黄色いカステラがまぶしいとだけ思った。
 

カステラ.jpg
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