4月になったので、今年のハタケマメヒコの準備のために、十勝へ来ている。

 
備忘録として、以下、書き留めておく。
 
・今年の冬は寒いと脅かされていたので、暖かいカッコウをしてきたものの、
思っていたほどの寒さではない。
 
それだけ東京も寒いということ。
 
ただ今日のこちらの気温は19度。もはや寒い暖かいと言うよりちょっと異常な暑さ。
 
 
・米山さんの奥さんによると、12月に雪が降って以来、この冬はほとんど雪は降っておらず、
そのためハタケにはわずかな雪が残っているほど。
 
例年だと、土が凍ってから雪が降るのに、凍る前に雪が降ったために、
土は凍らず、ハタケに入るとふかふかと軟らかい。
 
「ただね、こういう年は虫が死なないから、虫に悩まされるわねきっと。」
と、みんなで思案する。
 
風変わりな天候が毎年続いているため、もはや例年というのも、
いつのことを指すのかわからなくなってきている感あり。
 
 
・今回の目的は、小屋で乾燥させていた豆を引き取り、マメヒコで使うために選別すること。
豆とは採れたままではまったく使うに足らず。小さい豆、大きい豆が混じっているだけでなく、
腐った豆、色の落ちた豆、さらには小石などまで混じっていて、
それを選別して初めて商品としての豆になる。
それを豆選り(まめより)というが、それに相当時間がかかりそう。
 
・小豆は思っていた以上に量がある。鹿に大半食べられていたから、
ほとんど諦めていたのにである。
とはいえできが悪く、店でみなさんにお出しできるものはほんのわずかと言ったところ。
 
 
・紫花豆に緑カビが発生。泣く泣く半分は処分する。
小屋に雪が吹き込んでいたのか、豆全体が湿っている。
濡れたところがカビたんだと思う。ただ、去年の秋、帰り支度に慌てて、
さやが未だ若いうちに、無理矢理豆を取り出したことも原因の一つにある。
 
今年、小豆、花豆はなんだかやる気がなくなる。
若さに任せて難しいことをやってしまわないことがハタケという
自然相手の仕事を続けていくコツだと思う。なんて。
 
 
・今年の作付け計画を考える。東京で考えていたことと、
こっちに来てからでは、まったく考えつくことが変わる。
去年、秋口から怒濤の忙しさだった収穫ラッシュをなんとか分散させるため、
初夏に採れるものを考え中。
いまのところ、イチゴ、ブルーベリーなんかをやるつもり。
ラズベリーなんかもやりたいけれど、虫がつく、すぐ腐れる、
毎日世話してやらなきゃいけないと聞いて、気持ちが萎える。
 
虫がついたり、ふて腐れたり、毎日世話しなきゃいけないなんてものは、
たとえ美味しくても、やらない。
 
けどね。そういうものに限って美味しいというのは、ヒトも果物も同じ。
 
0
mamehicoハタケマメヒコ '11 十勝ハタケマメヒコ      4月になったので、今年のハタケマメヒコの準備のために、十勝へ来ている。   備忘録として、以下、書き留めておく。   ・今年の冬は寒いと脅かされていたので、暖かいカッコウをしてきたものの、 思っていたほどの寒さではない。   それだけ東京も寒いということ。   ただ今日のこちらの気温は19度。もはや寒い暖かいと言うよりちょっと異常な暑さ。     ・米山さんの奥さんによると、12月に雪が降って以来、この冬はほとんど雪は降っておらず、 そのためハタケにはわずかな雪が残っているほど。   例年だと、土が凍ってから雪が降るのに、凍る前に雪が降ったために、 土は凍らず、ハタケに入るとふかふかと軟らかい。   「ただね、こういう年は虫が死なないから、虫に悩まされるわねきっと。」 と、みんなで思案する。   風変わりな天候が毎年続いているため、もはや例年というのも、 いつのことを指すのかわからなくなってきている感あり。     ・今回の目的は、小屋で乾燥させていた豆を引き取り、マメヒコで使うために選別すること。 豆とは採れたままではまったく使うに足らず。小さい豆、大きい豆が混じっているだけでなく、 腐った豆、色の落ちた豆、さらには小石などまで混じっていて、 それを選別して初めて商品としての豆になる。 それを豆選り(まめより)というが、それに相当時間がかかりそう。   ・小豆は思っていた以上に量がある。鹿に大半食べられていたから、 ほとんど諦めていたのにである。 とはいえできが悪く、店でみなさんにお出しできるものはほんのわずかと言ったところ。     ・紫花豆に緑カビが発生。泣く泣く半分は処分する。 小屋に雪が吹き込んでいたのか、豆全体が湿っている。 濡れたところがカビたんだと思う。ただ、去年の秋、帰り支度に慌てて、 さやが未だ若いうちに、無理矢理豆を取り出したことも原因の一つにある。   今年、小豆、花豆はなんだかやる気がなくなる。 若さに任せて難しいことをやってしまわないことがハタケという 自然相手の仕事を続けていくコツだと思う。なんて。     ・今年の作付け計画を考える。東京で考えていたことと、 こっちに来てからでは、まったく考えつくことが変わる。 去年、秋口から怒濤の忙しさだった収穫ラッシュをなんとか分散させるため、 初夏に採れるものを考え中。 いまのところ、イチゴ、ブルーベリーなんかをやるつもり。 ラズベリーなんかもやりたいけれど、虫がつく、すぐ腐れる、 毎日世話してやらなきゃいけないと聞いて、気持ちが萎える。   虫がついたり、ふて腐れたり、毎日世話しなきゃいけないなんてものは、 たとえ美味しくても、やらない。   けどね。そういうものに限って美味しいというのは、ヒトも果物も同じ。