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2014/12/18

ハタケマメヒコについて5

□なんの豆を栽培するのか

 
ボクらの専用のハタケですから、ボクらが使う豆を、使う量だけ作ることが原則です。

 
小豆は大粒の大納言、黒豆、色がきれいな紫花豆、
それと前川金時、貝豆、黒千石といった在来種を作りました。
全部合わせて1トン近く採れました。
東京の3店舗で使うには充分過ぎる量です。

 
作るのに手間がかかるのは、インゲン類の貝豆や花豆です。
支柱を立てたり抜いたりというのが本当に手間なんですよ。
支柱を3本まとめてゴムもしくはヒモで留める、
この作業をするのに人手が要るんです。
今年はお客さんにやってもらって助かりました。
前川金時は支柱を立てないでやってますけど、
やっぱり雨が降ったりすると倒れてしまうんです。
結果として収量が減ってしまう。
だからといって支柱を立てる手間を考えると、
前川金時のために支柱を買い足すというのもちょっと考えてしまいます。

 
自分たちにできることとできないことを
状況によって見極める経営者的な視点が無いと、
農業というのは一人でやることが多いからついつい頑張ってしまって、
自己満足に陥ってしまうんです。
けど黒豆と紫花豆を比べて紫花豆のほうが
ずっと手間がかかってるんだと言っても、
お客さんにとってはどちらも黒っぽい豆でしかないですから。

□マメヒコがハタケを続ける意味
 
成果だけを尺度にするなら、
ハタケマメヒコなんてやめた方がいいに決まってます。
結局、農業というのは天候相手ですから、一生懸命やっても天気次第。
頑張ったから報われるというものではありません。
ただ、それはカフェだって同じですよ。
結局お客さん次第ですから、似たようなところがある。
成果だけを考えるなら、
そもそもカフェなんてやめたほうがいいということになってしまいます。
日々の観察と実行を繰り返すことで、
せめて取り返しの付かない事態にはならないように
軌道を修正していくことが大事なんですね。
ハタケマメヒコをやっていく中で、
運が大事、誠実さが大事、継続が大事、
そして、オロオロしてもどうにかなるものでもないということを教わりました。

 
ハタケマメヒコがもしダメになったら?
普通に豆屋さんから豆を買えばいいだけですよ。
ハタケを始める前は買っていたわけだから。

 
人間の気まぐれを相手にするカフェも、
自然を相手にするハタケも、
どちらも目に見えないものを相手にしてるんですから「遊び」が大事です。
「遊び」という言い方に抵抗があるなら「余裕」と言い換えてもいい。

 
ハタケの豆を見てると、本当に合理的だと思います。
どんなトラブルがあっても、有機的に臨機応変に対処していく。
結局「豆」というものは生命力の塊なわけでしょ。
どんなものでも魅力あるものは生命力なんじゃないかと思う。
だからマメヒコもね、
「豆」にあやかって生命力のあるカフェでありたいなと、
ハタケに立つとそんなことを思ったりします。

農文協 豆類時報/2014年12月号取材より

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