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みんなたちへの豆教室 VOL.5

みんなたちへの豆教室 VOL.5

08autumn04-01.jpg
ではこれを読んでみてくださいね。
「小豆」。

はい、あなた。
 「コマメ」。
はい、そちら。
 「ショウズ」。
はい、こちら。
 「アズキ」。
ではきみ。
 「チイマメ」。

チイマメね。

小さい豆だからチイマメ。

このさい、どれでもいいことにしましょうね。
全部良いことにします。

でも普通は「ショウズ」か「アズキ」。

北海道に行きますとね、雑穀関係の人や農家の人はショウズと一般的に言います。
和菓子屋さんなんかもショウズですね。

北海道でよくとれる品種は「エリモショウズ」とか「サホロショウズ」。
エリモっていうのは襟裳岬。知ってる?
場所、地名ですね。
おふくろさんを歌っていいことになった森進一が「襟裳の春ぅぅぅわはぁぁぁ~」って。
歌。演歌。「襟裳岬」。吉田拓郎作曲の。

若い子とはどんどん話しが合わなくなってきます。
そういう歌があったの。襟裳の春は 何もない春です。っていう歌。

08autumn03-02.jpg 中国からくる小豆は「天津ショウズ」と呼ばれています。
天津も地名ですね。甘栗の。そう。天津甘栗のテンシン。
ショウズと栗は天津テンシン。と覚えてね。
小豆もまた輸入に頼ってるわけですけど、大豆とは少し事情が違う。

中国で小豆を煮て砂糖入れてあんこにして輸入しちゃう。
関税なんかでもこれが一番安く済むんです。
あんこの年間輸入量は10万トン近い。10万トンてすごい量ですよ。
だからね、コンビニで売ってる安いあんパンとか和菓子なんかはね。
あれ、全部、中国産だと決めつけていい。
国産であんなに安くできるわけないんです。
今年は、冷凍餃子に農薬が入ってた関係で船積みが遅れて大変だったみたいです。
別に中国産がいけないとは思わないです。
中国産に対して過剰に反応しすぎだと思う。
よく言うよって思っちゃう。
毎年10万トンの中国あんこをへっちゃらで日本人は食べてたわけだから。

ただね。
中国で作ったあんこに、十勝産のクズあずきをちょろっと混ぜて、
地平線まで畑が広がる十勝の風景をパッケージに貼り付けて、
北の国からのテーマ曲を流して。

 あーあーあああああー♪あーあーあああああー♪
 父さん 十勝あんパンができたわけで。

ていうやり方はどうかと思う。
誰一人、罪悪感なくて、
小さなほんとを大きく見せて、大きな嘘は黙ってるというのにだれも抵抗ないのかなと思います。

08autumn03-03.jpg さて「アズキ」とはなにか。

語源辞書によりますと。
ここにあるから見ますけど、
「ア」は「赤い」、
「ズキ」は「煮くずれる」。
そういう意味なんだそうです。

赤くて煮たときに崩れる豆。
小さいとかそういうのは関係ない。
なるほどね。
それはほんとにそうだね。
アズキは煮てみりゃわかるけど、すぐに皮が破れる。

ほかのはそうでもないですよ。
赤飯なんかありますね、お祝いの。
赤飯には小豆が一般的ですが、関東では違いますね。
「ササゲ」。

このあたりになると怪しいね。
ササゲ。聞いたことある?
知ってますかぁー。?ササゲ。

 「つぼ焼きっす」

あぁ海の家によくあるあれはサザエね。

 「お味噌汁っす」

そうそうそれはユウゲ。

 「鼻の毛っす」

それは。