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みんなたちへの豆教室 VOL.41

みんなたちへの豆教室 VOL.41

 

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色々な農家さんを回って思うことはね、なかなか農業と一口に言っても千差万別だということですね。
小さくやってるところ、大きくやってるところ。
その土地、その土地。
気候条件の違い。
買い手の違い。
それぞれ直面してる問題が、全然違う。
だからこうすればこうなるとは全然言えないことですね。
そうやって各自めいめいやってることも問題だなという気もしますけど、どう突き詰めても、やはり農業、漁業、林業は、自然相手ですから、完全に手中に収めるというのはむずかしい。
工業やサービス業とは違いますね。
どこかでほどほどとするしかないんじゃないかと思います。

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なににしてもそうですけど。
ひとたび法律を作ったり、規制をしたりして、問題を解決しようとすると、どうしてもものすごいエネルギーも使うし、仮に作ったとしても取りこぼしてしまうものがありますね。

それに農薬がけしからんと言ったところで、ボクらはその恩恵をさんざん受けてるわけでね。
日本の食の伝統は守るべきよと言ってるそばから、今年はちょっとバタバタしたんで、出来合いのおせちを買っちゃったのって、毎年言ってるんだから。

筑紫哲也さんが生前、あらゆる問題を提起し続けたけど、悪い方にしか現実は進まなかったとおっしゃってました。

マメヒコは小さな一喫茶店ですから、なにかを問題提起しても仕方ないと思ってます。
したところで、じゃぁ、おまえはどうなんだと言われてしまったら、テレビみたいに他人のふりして、切り抜けることはできないんですね。
いくら豆を無農薬にしても、珈琲豆はどうなんだと言われたら、どうなんでしょうかね、いっぱい農薬使ってるんじゃないですか、としか言えないわけですから。
大豆は遺伝子組み換えを使ってないとは言えても、豆乳はわかりませんとしか言えないんですね。
かといって、何でも良いとも思わないです。

ただ食のことだけ考えて生きてるわけじゃないですから、色々なことを、色々考えて、それぞれのほどほどとは何なのか、それを悶々とするしかないなと思っているんです。

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