• ゲーテ診療所
  • チャンネル
  • ウーダ劇場
  • コーヴァイヴ
  • まめひこさんご近所さん
  • WEBショップ


みんなたちへの豆教室 VOL.32

みんなたちへの豆教室 VOL.32

 

08autumn13-01.jpg

 

畑の片道、およそ500mを30分。小豆が乾燥していればもっと早いそうです。
この畑だけで230俵程度。
1俵60kgとしてだいたい14トン。
1俵2万円として450万円くらい。
明け方から働いて、刈り取りは3日もあれば終わってしまう。

08autumn13-13.jpg

小竹「大変なこと?
肉体的にキツい事はないね。
農業続けるのがあと20年で限界だとすれば、それまで極力快適に続けていきたいから、
高性能なトラクターとか、そのために必要なものは導入したいよ」

08autumn13-11.jpg

小竹「十勝では、やっぱり収量の多い人は若い人なんだよ。

情報に強くて、機械に強いひと。
昔ながらのやり方と今のやり方では雲泥の差がある。
農薬や除草剤に対する知識もなくちゃだめだし。
ノウハウよりもとにもかくにも情報なんだと思うよ」

08autumn13-15.jpg
機械で刈り取るから畑には、途中でこぼれた小豆がいっぱい落ちてる。

そういうことを気にしてたらこのあたりの大規模農業はできません。
 

08autumn13-16.jpg08autumn13-17.jpg

ここに日本の農業の新しいモデルがあるのは間違いないんですね。
スリッパはいて、クーラーきいたトラクターで農業をやるんだから。
そりゃぁ、牧歌的イメージとはかけ離れていますけども、
情報を駆使しながら、プロフェッショナル農家として効率よく農業を進めていく若き精鋭部隊に期待したほうがボクはいいと思います。

アメリカやフランスや、農業の先進国では大規模農業を進めて、輸出するほどの農作物を効率よく作ってる。
日本もそうしていくべきだと、考える人がいます。
無論反対する人もいるんだけど、
ひとまず音更では、その恵まれた天候、広大な土地で、効率よい大規模農業ができてる。
だからこそ若き後継者もいるわけです。

それでも大規模には大規模なりのリスクは当然あるわけです。

08autumn13-18.jpg

小竹さんの場合、一年間に使う肥料は500万円ほどなんだそうです。
ところが肥料が暴騰している。
肥料の原料であるリンが採れなくなっていることや、世界的に肥料の需要が伸びていることが原因です。

農協などで販売する化学肥料の価格が、2倍強まで引き上げられたんですね。
小竹さんの場合、500万円の肥料代が1000万円になるってことです。
あの巨大なトラクターも燃料代だけで1日5万になるんだそうです。

08autumn13-19.jpg

そこに原油の高騰はきつい。

いくら売り上げがあっても、肥料代、種代、農薬代、燃料代、トラクターの整備代、借金返済で、すっからかーさんになってしまう。

明るい農業地帯にも、不安はつきまとうんですね。