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みんなたちへの豆教室 VOL.31

みんなたちへの豆教室 VOL.31

 

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小竹「親父の頃は、いまより、もっとすごい農薬使ってたらしいよ。
でもいまは厳しいから。
むやみやたらに農薬を撒くなんてことはない。
あっそうそう。これ見せる。
これ。
そう。

SDカード。こいつにさ、どこの畑でどんだけ農薬撒いたか全部記録すんのさ。それをPCでデータ管理してね。

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効率よく、まぁ、できるだけ無駄に農薬撒かないように、情報を管理してるわけ。
農薬だってお金だからね。撒かずに済むなら誰だって撒きたくないと思うよ。
あっ、こんなんで驚いた?
もうここらじゃ、こんなのは当たり前でしょ」

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早朝。

音更の町は、まだ霧が深く立ちこめています。
この霧がおさまらなくては、小豆の収穫はできません。
濡れた小豆を収穫するコンバインが詰まってしまうからです。
霧の中の巨大なトラクターに小竹さんは向かいます。

このトラクターはフランス製で800万円もする。これで土地を耕したり、農薬撒いたりするんですね。

小竹「乗ってみるかい?」

タイヤが大きくて、乗ってみると、2階建てバスの上に乗ってる気分です。

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小竹「効率求めると機械が大型化していく。だから大きな土地がほしいわけさ。
だから、ここらじゃ土地は取り合いだよ。
誰かが隠居して、耕地が売りに出されるなんて情報をみんな待ってる。うん。だって、みんな良い機材持ってるからさ、土地さえあれば、いくらだって規模を拡大できるんだから。

ここらじゃ、1町100万円の売り上げが相場だからね。土地を広げれば、それだけ売り上げが上がるわけ。
大きく借金してるからね。売り上げはほしいよね。みんな」

トラクターは霧の平原を走っていく。

 あの。それなんですか。

小竹「あっ。これかい。クク。
これは地上波デジタルテレビ。これで地デジが見られるんだわ。
エアコンつけたトラクターで、マック食べながら、テレビ見て、農薬撒くこともできるんだわ。イメージ悪いけどね」

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霧が晴れました。

小竹さんが小豆を刈り取っていきます。
これは刈り取りと脱穀を同時にするコンバインです。
 みなさんは。この写真を見てなんかおかしいと思いませんか。
そう思ったら、少し豆がわかってきてる。
だって、あれがないじゃない。あれが。

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 小竹「あぁ、ニオ? もうこのあたりじゃニオはやらないね。小豆はね。専用の機械で倒しておくの。
そのためだけに使うトラクターがあるの。
そうすると自然に枯れてね。
畑で乾燥させるわけ。
それをこの機械で、今日はまだ乾燥が甘いからね、少しゆっくり走らないと脱穀機で絡まっちゃうけど、ゆっくりね。そうすると脱穀までされたものがここにどんどんたまっていくのさ」