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みんなたちへの豆教室 VOL.27

みんなたちへの豆教室 VOL.27

 

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トルストイというひとがいます。

うわっ。
もうそれだけで、なんか難しい話しじゃないの。

って。
耳をふさがないで。

トルストイは別にただのおじさんだから。
なんかひげの長いおじさん。
スープ飲むとき、きっと何度もスープとひげを一緒に飲んじゃってたにちがいない、ひげの長いこのおじさんは、ロシアの小説家です。

「戦争と平和」ほか色々と本を書いてるみたいだけど、
ボクもどれもこれも読んだことありません。
トルストイに限らず、小説というものを実はぜんぜん読みません。
ついで言うと映画も見ないし、漫画も読まないし、ゲームもしない。

でもね。

実はたった一つだけトルストイを読んだことがあったんだと、最近知りました。

小学生のころ。
集英社の「子どものための世界名作文学」というのがあったんです。
帆船のマークでね。もういまはないと思うけど。
それだけは、せっせと読んでいた。
お父さんが次々と買ってきてくれるから、それを次々と読んでいた。

ぱっと思い出すだけでも、
『長くつ下のピッピ』、『デブの国ノッポの国』、『シートン動物記』、『フランダースの犬』、『オズのまほうつかい』、
『海底二万里』、『ガリバー旅行記』、『トム・ソーヤの冒険』、『シャーロック・ホームズの冒険』、『ファーブル昆虫記』。

小さい頃の記憶はね、ほとんど何でも覚えてる特技があるんですけど、そのなかに。
『イワンのバカ』がありました。

どんな話しかって言うとね。
あっ。ほんとはね、読んでもらう方がいいと思います。
こういうのは割愛して話す人の都合、つまりボクの思い込みが勝手に入りますから。
だから読んでみたら全然違うかもしれませんから。
読んでみてください。

けど話すね。あらすじ・・・。

イワンというバカな男がいたんです。
イワンは四人兄弟でして、上二人のお兄ちゃんは金と権力に欲深かった。
下の妹は耳と口が不自由でした。
この兄妹に悪魔が色々と悪さを仕掛けるんです。おとぎ話ですから、悪魔が出てくる。
上のお兄ちゃん二人は悪魔の誘いでさらに欲深くなって、最後は落ちぶれてしまう。イワンは愚直で畑を耕すだけですからね。
悪魔の誘いに乗らず、まぁ兄弟の中で結果的に一番うまくいくんですね。
最後には国王にまでなる。
この話しが面白いのは、国王は国王と言っても畑を耕すバカだから、その国民もみんなバカだけが残るっていうんですね。
全国民、全員愚直に畑を耕して食べるだけの国なんです。
そこそこ豊かにやってるから、再びイワンのところに悪魔がやって来る。
イワンはバカだから、悪魔と知らずに歓迎しちゃうわけ。

イワン「どうぞこちらで食事でもどうぞ」なんてね。

でも妹がね。悪魔の手を握って首を振るんです。
イワンに悪魔をテーブルにつかせちゃダメと首を振るんです。
悪魔は結局テーブルに通されなかった。