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みんなたちへの豆教室 VOL.23

みんなたちへの豆教室 VOL.23

 

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北海道の北見の近くに遠軽(えんがる)町という町があります。
この秋、遠軽町に行ってきたんですね。
そこで長谷川清繁さんという豆問屋さんに会ってきました。

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長谷川さんは豆を扱って53年っていう、そういうかたです。
ここ数年は無農薬の在来種の豆を主に扱ってらして、テレビや新聞なんかでも注目されているひとです。
穏やかで柔和な顔をされてます。
73歳です。

その長谷川さんの案内で、昔ながらの豆を作っている畑を見せてもらったんですね。

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この畑は白花豆でも小さい中生白花豆という在来種を作っています。

長谷川さんが豆の乾燥具合を見ているのは、このあたり独特の棒ニオです。
2mほどもある長い棒の周りに豆を積んでゆく。

長谷川さん「最近は、もうニオ積みなんかほとんどしないよ。
ニオに積むのは大変だから。
普通の農家さんはね、収穫した豆を、全部まとめて農協に出荷するでしょ。
農協は集めた豆を、どの農家が作ったとか関係なくひとつにまとめちゃう。
きちんと乾燥したものも、乾燥が不十分なものもいっしょくたにして、乾燥室で乾燥させる。
お日様で乾燥したものの方が高く売れるなんてことはないんだから。
こんだけ大変な思いして『ニオ積み』しても、ご苦労様ってなもんじゃね。
だったら、だれも『ニオ積み』なんかしなくなる。
ただでさえヒトがいないんだからよぉ。

でもね、しっかりと太陽の光で自然乾燥した豆と、工場でドライヤーに当てた豆では風味も味も違う。
そういう豆の善し悪しがわかるには15年はかかる。
そういうのがわかるひとが少なくなっちゃった」

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