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みんなたちへの豆教室 VOL.17

みんなたちへの豆教室 VOL.17

 

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たくさん実のなるAトマト。

早く実のなるBトマト。
このAとBの花粉とめしべを、ピンセットかなんかで慎重にくっつけてやるとね、
たくさん早く実がなるトマトが作れる。

放射線を浴びせて突然変異を起こさせたりもするし、
細胞と細胞をすごい圧力でムリやりくっつけるとか。
バイオテクノロジーとは、まぁそういうことです。

こうしてできたのがF1種です。
F1種は、概して
①個体間のバラつきが少なく、
②成長が早く、
③一斉に発芽し一斉に収穫できる

という特徴をもっています。
農家さんにとって、生産管理がしやすく、梱包が省力化できる点で有利です。

それより、もっとすごいのは遺伝子組み換えです。
遺伝子を組み換えれば交配を繰り返さなくても、すぐに新しい品種が作れる。
たとえば大豆がありますね。
この遺伝子を組み換えます。
遺伝子組み換え大豆です。

こうすると、除草剤をバンバンまいても大豆だけは枯れない。
またはトウモロコシを食べたら虫が死んじゃう。
そういうものが作れる。

ギャーッ、それマジヤバイですよ。
て言ってもね。

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アメリカの90%の大豆はもう遺伝子組み換え大豆です。
今では世界の大豆の60%、アメリカに限れば90%がモンサント社の除草剤「ラウンドアップ」の耐性大豆で占められています。
日本の大豆の自給率は4%ですから。
もう残念なことにたっぷり食べちゃってるわけ。
豆腐も、納豆も、味噌も、醤油も。
輸入大豆でできてるんだから。
たっぷり食べちゃってる。

あしたから遺伝子組み換え大豆を使ってないのを選ぶわ。
でもね。ごめんね。

5%以下なら混じってても良いことになってるの。
混じってても、混じってないって言っていいことになってるの。

それマジっすか。ちょーあたしたち食べてるじゃないですか。

こういう話しが多いよね。
なんだか怖くなって、怖いけど、でもどうしていいかもわかんなくて。
結局、なんにも考えなくなる。

そういうことが世の中多いけど、みんな元気出して。

マメヒコの大豆は十勝で穫れたものです。
だから遺伝子組み換えではないです。
国産のものは遺伝子組み換えしてません。
でもF1種です。

はなしをF1に戻します。

F1種が登場する前は、種っていうのは農家さんが、自分のうちで穫ったものを翌年蒔いたわけです。
だから、その土地固有の品種っていうのが、多種多様にあった。
とくにインゲン豆はそれが目に見えるかたちであった。
だから全世界に1000種類もあるんだよ。

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北海道に湧別(ゆうべつ)という小さな町があります。
オホーツク海に面してて、ホタテが名物ののどかで良い町です。

この町で、平間さんというおじいちゃんとね、おばあちゃんの農家さんがいる。
このお二人はF1種ではない昔ながらの豆を、まったくの無農薬で作っておられるんです。

平間の母さん「あたしたち。これをおかず豆。って呼ぶのさ。ククククク。
お兄さんと話してると笑っちゃう」