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みんなたちへの豆教室 VOL.13

みんなたちへの豆教室 VOL.13

 

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ツルになる豆で知られてるのは、意外なところで藤ですね。
藤の花。
あるでしょ。
藤。
藤知ってる?
藤棚とかって、ほら春頃、紫色の花をいっぱいぶら下げる。
あれも豆です。

その証拠に、花が終わると、モロッコいんげんみたいのが棚か
らいっぱいぶら下がってますよ。
隠元というお坊さんはこの藤の豆を持ってきたっていうのが通説です。

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で。
ババァー、ババババ。

ってコンバインで収穫するのに竿が邪魔です。
だから十勝では「ツルのある豆」は嫌われる。
だから十勝でとれるインゲン豆はもっぱら「ツルなしインゲン」です。

インゲン豆も前の晩から一晩かけて吸水させます。
朝になると1.5倍くらいの大きさになってる。

それからほんとに弱火で炊いていきます。
ほんとに弱く。弱く。

これを皮が完全に柔らかくなるまでやるんですね。

でもそれがなかなか難しい。
もうちょっと油断してると割れてしまう。
皮がぺろってむけてしまう。

途中あくの強い、花豆なんかはゆでこぼしもするんですけど、
そのときにざるにザザーっとなんかあけたらそれだけで割れてしまう。

だから少しずつ。少しずつ。
細ーい水を鍋に入れて、温度を少しずつ下げて水を換えてやる。
砂糖を入れる時もね、ガバッと入れないで、何度かに分けて少しずつ甘くしてやる。
とにかく、インゲンというのは変化がイヤなんですね。
急に何かが変わると、いじけて割れちゃう。

だからそーっと。そーっと。

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あくが強かったり、変化に弱かったり。

それぞれの個性ごとに煮るには、とにかく手間を惜しまないことです。
じゃないとインゲンとニンゲンはほっとくとすぐいじけます。